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ADVANTECH PCA-6151 へ FreeBSD をインストールする

PCA-6151 は、ちょっとひと癖あるので時々ハマります。ここでは、私が FreeBSD をインストールしようとしてハマった経験から、その注意点を紹介します。

今回のハードウェア構成

・M/B : ADVANTECH PCA-6151
・RAM : EDO SIMM 64MB
・HDD : Seagate ST340015A (40GB)
・CD-ROM : MITSUMI FX5400W
・NIC : 3Com EtherLink III

なお、FreeBSD のバージョンは 4.9-RELEASE を用いました。

ブート設定

CD-ROM ドライブから起動できるように BIOS を設定します。
BIOS のチェック画面で DEL を押して BIOS の設定画面に入り、まずはドライブを正しく認識させるために、"STANDARD CMOS SETUP" に入ります。とりあえず Drive C、D の設定をすべて "Auto" にしておきます(図1)。

図 1 : ドライブの設定を
図 1 : ドライブの設定を "Auto" に。MODE もお忘れなく。(クリックで拡大)

今度は "BIOS FEATURES SETUP" へ入ります。 "Boot Sequence" を "CDROM,C,A" に変更して、保存終了。(図2)。

図 2 : BIOS 設定画面(クリックで拡大)
図 2 : BIOS 設定画面(クリックで拡大)

インストールの注意点

さて、インストール自体は普通に行えば良いのですが、 PCA-6151 では DMA が有効だと時々 PANIC します(少なくともウチの環境では)。特に、諸設定が終わっていざ CD-ROM から HDD へ転送という時によく固まって進めなくなるので、もし同様の症状が発生したら、ブート時に DMA を無効(PIO モードへ)にしておきます。

ブートストラップが走り始めてすぐに、 "Hit [Enter] to boot immediately, or any other key for command prompt." というメッセージが出て数秒待ちますので、ここで Enter 以外の適当なキーを押すとプロンプトを出して一旦止まります(図3)。

図 3 : bootstrap loader のプロンプト(クリックで拡大)
図 3 : bootstrap loader のプロンプト(クリックで拡大)

ここで、

set hw.ata.ata_dma="0"

と入力すると、PIO モードで動作するようになります。

boot

でブートを続行させます。

その後の設定

インストールに成功したら、起動時に PIO モードになるよう設定します。/boot/loader.conf に以下の行を追加します。

hw.ata.ata_dma="0"

これで、安定して動作するようになります。