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FOMA 乗換研究所~パケットパック編~

現在 DoCoMo の mova 端末を使っている私。
でもそろそろ FOMA が気になるお年頃です。
端末自体の買い換え料金も気になりますが、月々の料金だって見逃せません。
FOMA だとパケット単価が安くなるみたいだけど、問題なのは「一月いくらか」ですよね。

実はドコモのサイトには、質問に答えていくと最適プランを選んでくれる便利なページがあります。
これで選べば、利用状況による若干の誤差はあるもののほぼ最適。
でも、理屈が分からないとほんとに最適なのかどうか納得しかねてしまいます。

そこで、当研究所では FOMA の料金プラン選択の参考にしようという趣旨の元、料金システムについて独自の解析を行っていこうと思います。

※ この記事は、当サイトによる独自の解析に基づいており、NTT DoCoMo による正式な内容ではありません。このため、実際の請求とは異なることがあります。あくまでプラン選びの参考程度にお考え頂き、プランお申し込みの際には NTT DoCoMo の窓口にて相談されるなど正式な確認を行った上でお願いします。
※ この記事が事実と異なることにより生じたすべての事故・損害などについて、筆者は一切その責任を負いませんので、あしからずご了承下さい。

なお、間違いを発見されたらご報告頂けると幸いです。
計算間違いとかしてそう・・・。

パケットパックってなんぞや?

今回は、初回ながら基本料金をすっとばしてパケットパックについて解析してみます。

何故かというと、一番「解析」っぽい内容だと思ったから・・・。
でも逆に言うと、パケットパックが一番選びにくいと思うのです。
どれくらい使ったらどのプランがいいのかぜんぜんわからないと思いませんか?

なお、パケットパックの無料通信分は、実はパケット分だけじゃなくて音声通話分にも充当できます。
さらに、2ヶ月繰り越しなども本来加味しないといけないのですが、そこまで複雑になると当研究所の解析能力を遙かに超えてしまいますので、あくまで一月単位のパケット利用のみに絞って話を進めさせて頂きます。

さて、パケットパック(以下「PP」)には、以下の種類があります。

プラン月額(税抜)パケット代(税抜)
0~
15万パケット
15万パケット超~
60万パケット
60万パケット超~
200万パケット
200万パケット以上
PP606,000円0.02円
PP303,000円0.05円0.02円
PP101,000円0.1円0.05円0.02円
PP なし0円0.2円0.1円0.05円0.02円

表にするとなんだか簡単そうにも見えますが、「30 万パケット使ったときはどれが一番安いの?」などと聞かれたらすぐには答えられないと思います。

パケ代の変動と総額の関係

まずは、各プランで料金が下がるところ。この区切りの部分に重点を置いて解説します。

各区切りでの各プランの料金は以下の通りです。

プラン15万パケット60万パケット200万パケット
PP606,000円12,000円40,000円
PP307,500円30,000円100,000円
PP1015,000円60,000円100,000円
PP なし30,000円60,000円100,000円

全部 PP60 の勝ち。
つまりどういうことかというと、最初の 15 万パケットの時点ですでに使いすぎ!ということです。

だいたい、15 万パケットの時点で、パケ・ホーダイ(税抜 3,900 円)に入った方が断然お得です。もちろん音声通話料と、基本となる FOMA プランが 67(税抜 6,700 円)以上に縛られる状況(FOMA プラン 67 以上じゃないとパケ・ホーダイを申し込むことが出来ません)を加味するとそうも言えないのですが、少なくともパケットだけに絞って考える今回の解析においては 15 万パケット以上は考える必要がありません。パケ・ホーダイにしときましょう。

パケ・ホーダイほど使わない、かも?

しかし、パケ・ホーダイの料金 3,900 円に満たない範囲ではまだ考察の余地があります。
15 万パケットまでの部分をもう少し細かく見ていきましょう。

これらのプラン、ちゃんとパケットが少ないうちは PP なしが一番お得で、あとは順番に PP10、PP30、PP60 とお得プランが切り替わっていきます。

最初、PP なしが PP10 と並ぶのはいつかというと、5,000 パケットの時です。当然このときの料金は 1,000 円です。その後 PP10 は 10,000 パケットを超えると料金が増え始めます。

PP10 が PP30 と並ぶのは 30,000 パケットの時。PP30 は 60,000 パケットを超えると料金が増え始めます。

PP30 がパケホーダイと並ぶのは 78,000 パケットの時です。これ以上は意味がありませんが、せっかくなので一応最後まで。

PP30 が PP60 と並ぶのは 120,000 パケットの時。PP60 は 300,000 パケットを超えると料金が増え始めます。

ちなみに、2,000,000 パケットを超えるときには全てが同じ値段になります。もはや毎月払うのは苦しい金額です。

78,000 パケットって何分何秒?

先ほどからパケット中心で話をしていますが、「結局どんくらい使ったらいくらなの?」と思われていることでしょう。
パソコンユーザに分かりやすいように、データ容量に置き換えてみましょう。
ドコモのサイトによると、1 パケット = 128 バイトとのことですので、単純にかけ算で求まります。
ついでに、FOMA のパケット通信最高速度の 384kbps で転送にかかる時間も示しておきます。

5,000 パケット = 625 KB = 約 13 秒
(ここまでだったら PP なし。これ以降は PP10。)
10,000 パケット = 約 1.22 MB = 約 26 秒
30,000 パケット = 約 3.66 MB = 約 1 分 18 秒
(ここまでだったら PP10。これ以降は PP30。)
60,000 パケット = 約 7.32 MB = 約 2 分 36 秒
78,000 パケット = 約 9.52 MB = 約 3 分 23 秒
(ここまでだったら PP30。これ以上はパケ・ホーダイへ!)
120,000 パケット = 約 14.6 MB = 約 5 分 12 秒
(一応、ここまでは PP30 の方が PP60 より安い。)
150,000 パケット = 約 18.3 MB = 約 6 分 30 秒
・・・
2,000,000 パケット = 約 244 MB = 約 1 時間 26 分 48 秒

あれ? はじめは 15 万パケットとかありえんとか思ってましたけど、6 分半くらい行きそうな気も。
写真なんかをやりとりしてたら 18 MB やそこら行きそうですよね。
ちなみに、既出のドコモの料金プラン相談ページでは、ゲームなんかをガンガンやるタイプの基準値が 15,000 パケットでした。そんな少ないものですかねぇ・・・。

パケットパック編のまとめ

というわけで、パケットパックに関しては、上記を参考に自分がだいたい毎月どれくらいパケット通信してるかから最適プランを割り出してみてください。
私の場合は、mova の現状をそのまま当てはめると平均で月 20,000 パケットくらいと推測されます。
なので PP10 がとりあえずの最適プラン候補ですね。

コメント

あいかわらずややこしいですね~。
さっぱりですよ。乗り換える気はまったくおきません。

さて、参考までにauのゲームのサイズをいくつか
・ハイドライド 240K(ファミコンのスペシャルに近い)
・グラディウス2 264K(Sファミより移植度高いです)
・インベーダーゲーム 46K
・ゼビウス 140K
です。

やっぱりゲームアプリのサイズは結構小さいみたいですね。
というか、FOMA を持ったら jig ブラウザを使うと思うので、それだけでパケ・ホーダイゾーン突入の自信あり。

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