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メーラー所感メモ

私が今までに使ったメーラーについての所感をまとめておきます。
メーラー選択の参考にしていただければ。
あまり詳しく調べずに書いているので、間違いがあったらどんどん指摘してくださると助かります。
ていうか間違ってそう。

メールの保存ファイル形式も示しておきます。
仮にメーラーが使用できなくなったときのことを想定して、メーラーなしでとりあえずメールを読むことができるかどうかの目安にしてください。これは案外重要だと思います。

また、独自形式で保存している場合、次の乗り換え時にインポートできない可能性が高いです。
添付ファイルを分離して保存するタイプの場合は、メール本文はインポートできても添付ファイルが欠落する場合がほとんどです。
その点では、UNIX mbox 形式での保存に対応しているものが将来的に有利といえるでしょう。

Eudora

操作性が独特で使いにくいの一言に尽きる。
基盤はしっかりしてそうなだけに残念なメーラー。
職場の指定メーラーが Eudora なので、しかたなく現役使用中です。
APOP、SMTP AUTH 対応。

・保存ファイル形式
プレーンテキスト(Shift-JIS)
添付ファイルは別フォルダ。
単一のフォルダに元のファイル名(同名のファイルがある場合は末尾に連番が付く)のままどんどんファイルがたまっていくので、どのメールと対応するファイルなのか判断しにくい。

Edmax フリー版

1年間くらい使ってました。
設定項目が多すぎてどこをいじったらよいかわからなくなったりしますが、おおむねよいメーラーです。
APOP、SMTP AUTH 対応。
POP before SMTP 設定あり。

・保存ファイル形式
プレーンテキスト(Shift-JIS)
添付ファイルは別フォルダ。ただし Eudora とはちがってメール単位でフォルダ分けがされるため探しやすい。

鶴亀メール(シェアウェア)

現在のメイン。
そもそも HTML を解釈するところが実装されていないので超安全メーラーです。
(タグを取り除いて表示する機能はあります)
受信したメールが何万というオーダーになっても変わらない軽快さがよいです。
APOP、SMTP AUTH、SSL/TLS 対応。
POP before SMTP 設定あり。

・保存ファイル形式
プレーンテキスト(Shift-JIS)
添付ファイルは別フォルダ。Edmax 同様メール単位でフォルダ分け。
生ログ保存機能が有効なら、UNIX mbox 形式で残すこともできます。

Mozilla Thunderbird

ちょっと乗り換えを考えています。
操作感はもっとも Outlook Express に近く、おそらく戸惑うことは無いでしょう。
ジャンクメール学習機能なんてのがあったりします。
標準では HTML は表示されますが、外部サーバ上のファイルは読み込まないとかいろいろ設定可能。
そもそもレンダリングエンジンが IE コンポーネントではなく Gecko(たぶん)なのでわりと安心です。
APOP、SMTP AUTH、SSL/TLS 対応。

・保存ファイル形式
UNIX mbox 形式
文字コードも添付ファイルも送られてきた状態のままです。
本文は通常 ISO-2022-JP ですが、Subject はエンコードされたままなのでそのままでは件名で検索できません。
添付ファイルがエンコードされたまま含まれているため、メーラーなしで添付ファイルだけを取り出すのはちょっと面倒です。
ただし、多くのメーラーが UNIX mbox 形式のインポートに対応しているので、新しいメーラーに取り込んでしまえば問題ありません。